自分が投資している先は割と多種他業種で、宇宙系とかテクノロジー IT、エネルギー、医療、エンタメ、いろんな分野に本当にポートフォリオを組んでいる。でも、1つ言えるのは、これからの時代に自分が投資をしたタイミングというのも、コロナが起こって、今後の世界がおそらく今までとは違う世界になっていくだろう。それは今言われているメタバースの世界であるとか、ブロックチェーンの世界であるとか、いろんなテクノロジーが発展していく中で、新しい分野が当然出てくると思います。そこに付随する分野に集中して投資をしたと思っています。
エンターテイメントの世界で日米のアーティストと組んでいくつかのプロジェクトのプロデューサーとしても活動しています。
Interview
インタビュー
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働き者の職人の父親の背中
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サッカーに明け暮れた少年時代
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怪我でサッカーを諦め、美容師修行で得たものとは?
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とにかく量をたくさんこなす美容師時代に感じたこと。
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歳上の部下をマネージする難しさに 悩む店長時代
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人生を変えた女性オーナーとの出会い。 経営者を目指す。
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女性オーナーのたった一言で体に電気が走る。
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ハサミ一本で海外で勝負をしようと決める。
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ビビッ!ときて、3 日後にはフィリピンへ出陣。
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フィリピンでの美容師として勝負。そして挫折。
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美容師は成り立たない。一年間の迷いの日々。
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迷いの中で、フィリピンの不動産ビジネスに光を見る。
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不動産ビジネスを広げてくれる方のとの出会い
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現地で生活してみたからこそわかる現実
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フィリピン在住の事業家として、次は何の事業をやるか?
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現地の人にまわりの人に認められる事業をやろう。
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偶然でビジネスモデルが広がっていく。
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どうして小児医療への寄付をはじめたのか?
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フィリピンはお金はないけど幸せが多い。日本は?
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日本に世界に笑顔を増やすエンターテイメントを育てる。
20 日本に世界に笑顔を増やすエンターテイメントを育てる。
川尻
なるほど。あと、日本のほうでも財団というか、教育支援みたいな活動も始められるということですが、これはどういうきっかけで。
川尻
一番自分が興味のある教育の分野で、奨学基金という財団を立ち上げているんです。
例えば、優秀な日本の大学生が東大に行っていて、ある日突然親が何かの理由で亡くなってとか、経済的に支払いが困難になったときに、奨学基金としてうちが支援をするという財団を立ち上げているんです。その理由は、単純に大学に行きたかったけど行けなかったので、そういう偉い人たちを逆に自分が支援して、日本をもっと活発に成長させてもらえる若い人たちが成長したらいいな。そういう思いです。
自分は本当に運よく事業を大きくすることも経験できた。その収益を病気の子供や教育を受ける機会に使うのは当然という考えです。日本が元気がないとか暗いとか言われているのも 10 年ぶりに帰国して感じました。それを明るくする事業を応援したいのもあります。
さらに、これはインタビューとしては最後のほうですが、アメリカでのチャレンジは何か考えていることはありますか。

川尻
アメリカではいろいろやりたいことはあるんですけど、自分が今挑戦してみたいなと思うことは、メタバースの世界をつくってみたい。今後いろんな大手テック系の企業が多分参入してきますが、それとはちょっと切り口の違う世界をつくって、そこにアメリカ発で、アジアといいかたちで組めるようなプラットフォームとかコンテンツをつくっていければ と思っています。