そうなんです。一番難しかったのは、美容師さんとか理容師さんは職人さんなので、自分 が店長であるということは面接もして、その人たちを雇用して給料を払うことまで全部任 されてやっていたんですが、これが一番大変でした。
Interview
インタビュー
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働き者の職人の父親の背中
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サッカーに明け暮れた少年時代
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怪我でサッカーを諦め、美容師修行で得たものとは?
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とにかく量をたくさんこなす美容師時代に感じたこと。
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歳上の部下をマネージする難しさに 悩む店長時代
05歳上の部下をマネージする難しさに悩む店長時代
川尻
人を使って。
川尻
そうなんです。やっぱり雇用する人種の中でも技術者って、エンジニアもそうだと思うん ですけど頑固な人が多いというか。合わなかったりするし。
当時そこで働いているとき最初3年半、そのあと3年だと 20 代前半ですか。
川尻
すそうです。20 歳から 23 ~ 24 歳ぐらいまで、3年ぐらいやりました。
雇用して使う側のほうが年上ですか、もしかして?
川尻
そうです。思いっきり 15 歳、20 歳ぐらい上の人たちばっかりでした。
それはやりにくいですよね。
川尻
20 歳でハサミを持っているって割と早いほうなんです。業界では。その若造にちょっとベ テランの人たちが指示されて、これやっといてください、このお客さんに入ってください みたいに動かすのが、最初はかなり震えていましたよね。どこまで言っていいのか。
すごい。確かに、それはもめますよね。

川尻
もめるし、気分を害されて帰っちゃったこともあるし。
聞いていられないよと。
川尻
「なんでおまえに言われなきゃいけないん だ」みたいなのも結構ありました。
ありそうです。22 ~ 23 歳までの 10 個~ 15 個上は、相当相手もなめてかかってく るというか。
川尻
聞いてくれない。大暴れする怪獣ゴジラみたいな人もたまにいる。